家づくりで本当に大切なのは、「家」ではなく“これからの暮らし”
家づくりを考え始めると、
多くの方が最初に気になるのは、
「どんなデザインにしよう」
「何LDKにしよう」
「性能は?」
「価格は?」
といった部分だと思います。
もちろん、どれもとても大切です。
ですが、
家づくりに長く携わってきて、
最近特に感じることがあります。
それは、
本当に大切なのは、
どんな家を建てるか以上に、
「その家でどんな暮らしをしたいのか」
を考えることだということです。
例えば、
奥様から
「キッチンを広くしたいです」
というご要望をいただくことがあります。
この言葉だけを聞くと、
単純に広いキッチンを提案すれば
いいように感じます。
でも実際にお話を深く聞いていくと、
・子どもと一緒に料理をしたい
・家族との会話が自然に生まれる空間にしたい
・料理中に孤立したくない
・毎日の家事を少しでもラクにしたい
そんな想いが隠れていることが多いんです。
つまり、
欲しいのはキッチンではなく、
「家族との時間」や
「心のゆとり」だったりするんですね。
また、
ご主人から
「書斎がほしい」
というご要望をいただくこともあります。
ですが、それも単純に
一人の部屋が欲しい
という話ではなく、
・仕事に集中できる空間がほしい
・家族との時間も大切にしながら働きたい
・資格の勉強をしたい
・将来のために頑張れる場所がほしい
そんな想いが背景にあることがあります。
家づくりというのは、
単に部屋を配置することではありません。
お客様自身もまだ言葉にできていない
「こんな暮らしがしたい」
を一緒に見つけていくことだと思っています。
だから私たちは、
いきなり間取りの話をするのではなく、
まずはお客様のことを知る時間を大切にしています。
どんな休日を過ごしているのか。
どんな時に幸せを感じるのか。
どんな子育てをしたいのか。
家に帰った時、どんな気持ちになりたいのか。
そこを理解しないまま家をつくってしまうと、
どれだけ性能が良くても、
どれだけデザインが良くても、
“なんとなく違和感のある家”
になってしまうことがあります。
逆に、
暮らし方や価値観まで
しっかり理解した上でつくった家は、
住んでからどんどん愛着が増していきます。
家は、
完成した瞬間がゴールではありません。
そこから、
何十年という人生が始まる場所です。
子どもの成長を見守ったり、
家族でご飯を食べたり、
時には悩んだり、
笑ったり。
たくさんの思い出が積み重なっていく場所です。
だからこそ、
私たちは「家」をつくるのではなく、
“暮らし”をつくりたいと思っています。
そしてもう一つ大切にしているのは、
「分かってもらえた」
と感じてもらうことです。
人は、
自分の話をちゃんと聞いてもらえた時、
初めて安心できます。
これは家づくりも同じです。
性能や価格だけではなく、
「この会社は、自分たちのことを
理解しようとしてくれている」
そう感じられるかどうかが、
本当の安心につながるのではないでしょうか。
KEEP:Sでは、
図面の前に、
まず“人”を大切にしたい。
どんな家を建てるかではなく、
その先にどんな人生をつくりたいのか。
そこに寄り添える会社でありたいと思っています。
「しあわせを、細部から。」
その細部とは、
素材やデザインだけではなく、
お客様の言葉にならない想いを、
どれだけ理解できるか。
そんなことを、
今日改めて感じました。