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心地よさと暮らしを どう設計するか

 

こんにちは

 

 

KEEP設計営業の進藤です

 

 

今回は、私が普段プランを考えるときに

 

 

大切にしている心地よさと暮らしについて

 

 

少し書いてみたいと思います

 

 

お客様とお打ち合わせをしていると

 

「LDKは20帖くらい欲しい」

 

 

「南側に大きな窓が欲しい」

 

 

「できるだけ明るい家にしたい」

 

 

「開放感のあるリビングにしたい」

 

 

こういったご要望をいただくことがあります

 

 

 

私がプランを考えるときは

 

 

「20帖あるか」

 

 

という数字だけではなく

 

 

「その20帖を、どう感じてもらえるか」

 

 

今日はそんな、図面だけでは少し分かりにくい

 

 

「心地よさ」の設計について書いてみたいと思います

 

 

 

 

例えば、全く同じおおきさの玄関が2つあったとします

 

 

図面に書いてある数字は同じおおきさ

 

 

でも、実際にその場所に立ったときの感覚は、必ずしも同じではありません

 

 

その違いを生み出すものの一つが「視線の抜け」です

 

 

例えば玄関に入った瞬間のエントランス

 

 

数メートル先の壁で視線が止まるのか

 

 

それとも、その先に窓があり、庭や植栽、空まで視線が伸びていくのか

 

 

それだけでも、人が感じる空間の広さは変わってきます

 

 

 

 

 

 

だから私は、プランを描くとき

 

 

「この部屋は何帖あるか」

 

 

だけではなく

 

 

「ここに立ったとき、何が見えるだろう?」

 

 

「ソファに座ったとき、視線はどこまで抜けるだろう?」

 

 

ということを考えます。

 

 

家を大きくすれば、当然建築費も上がっていきます。

 

 

だからこそ、単純に面積を増やすだけではなく

 

 

限られた面積の中でも豊かさや開放感を感じてもらえるようにする

 

 

それも、設計の大切な役割だと思っています

 

 

大きな窓のある吹き抜け

 

 

 

上に視線を伸ばすように配植をすると・・・

 

 

LDLに入った瞬間、人の視線は上に伸びます

 

 

視線の動きが同じ大きさをより広く感じる1つです

 

 

 

 

 

 

 

 

採光は「たくさん入れる」より「どう入れるか」

 

 

「明るい家にしたい」

 

 

というご要望も、とても多くいただきます

 

 

明るい家と聞くと

 

 

「南側に大きな窓をつくる」

 

 

というイメージがあるかもしれません

 

 

もちろん、それも一つの方法です

 

 

ただ、窓は大きければ大きいほど良い

 

というわけではありません

 

 

朝、ダイニングで朝食を食べる時間に入ってくる柔らかな光

 

 

日中、照明をつけなくても過ごせる自然な明るさ

 

 

夏には強い日差しを遮りながら、冬には暖かな日差しを室内へ取り込む

 

 

同じ「明るい家」でも、光の入り方によって心地よさは大きく変わります

 

 

そして、ここで大切なのが「土地を見ること」です

 

 

南側には何があるのか

 

 

隣の家はどこに建っているのか

 

 

建物の高さはどのくらいなのか

 

 

道路はどちら側なのか

 

 

庭をどこにつくるのか

 

 

同じ間取りを違う土地にそのまま置いても、同じ家にはなりません

 

 

土地によって光の入り方も、見える景色も、周囲からの視線も変わるからです

 

 

だからこそ私は、その土地だからこそ生まれる心地よさを探しながらプランを考えています

 

 

朝方の光を考えた窓配置

 

日中の暮らしに静けさをもたらす植栽の陰影

 

 

暮らしを設計段階で可視化したいと考えています◎

 

 

 

 

 

「大きな窓」ではなく「カーテンを開けて暮らせる窓」

 

 

個人的に、窓を考えるときにとても大切にしていることがあります。

 

「実際に暮らし始めたとき、このカーテンを開けて生活できるだろうか?」

 

 

ということです

 

 

せっかく大きな窓をつくっても

 

その先が交通量の多い道路だったり

 

隣のお家の窓と真正面に向き合っていたりすれば

 

視線が気になってカーテンを閉めたままになるかもしれません

 

 

それでは、せっかくの大きな窓を十分に活かすことができません

 

 

だから窓だけを考えるのではなく

 

 

庭の位置

 

 

道路からの距離

 

 

隣家との関係

 

 

フェンス

 

 

配栽

 

 

建物の配置

 

 

設計するときに最初からを一緒に考えます

 

 

 

外からは室内が見えにくい

 

 

でも、家の中からは庭や空へ視線が抜けていく

 

 

「プライバシーを守る安心感」と「開放感」

 

 

一見すると反対に思える二つを、できるだけ両立させたいと思っています

 

 

私たちがつくりたいのは

 

 

「大きな窓がある家」

 

 

ではなく

 

 

晴れた日の朝に、自然とカーテンを開けたくなる家

 

 

その違いは、図面だけではなかなか伝わらない部分かもしれません

 

 

プライバシーを守る空間

 

 

 

外観から見たイメージ  開放感と安心感を両立させる

 

 

 

 

 

間取りではなく「家族の居場所」を考える

 

 

 

家の図面には

 

 

LDK

 

 

寝室

 

 

子ども部屋

 

 

洗面室

 

 

ファミリークローゼット

 

 

と、いろいろな「部屋」が描かれています

 

 

でも実際に生活が始まると

 

私たちはLDKという部屋で生活しているわけではありません

 

 

休日の朝、コーヒーを飲む場所

 

 

仕事から帰ってきてソファに座る場所

 

 

子どもが宿題をする場所

 

 

料理をしながら家族と話す場所

 

 

庭をぼーっと眺める場所

 

 

一人で本を読む場所

 

 

そこには、たくさんの時間と暮らしがあります

 

 

だからこそ、お客様との打ち合わせでは

 

 

「何帖欲しいですか?」

 

 

「どんな部屋が必要ですか?」

 

 

ということだけではなく

 

 

「休日はどんなふうに過ごしていますか?」

 

 

「家に帰ってきたら、まず何をしますか?」

 

 

「新しい家で、どんなことをしてみたいですか?」

 

 

そんなお話も聞かせていただきます

 

 

一見すると、間取りには直接関係がないような会話かもしれません

 

 

でも実は、そういった何気ない会話の中に

 

そのご家族にとって本当に必要な家を考えるヒントがたくさんあります

 

 

私は、間取りをつくるというより

 

 

そのご家族の居場所をつくる

 

 

という感覚に近いのかもしれません

 

 

 

 

 

 

図面に描けない細部を設計したい

 

 

 

図面には、たくさんの情報を描くことができます

 

 

寸法

 

 

面積

 

 

収納量

 

 

窓の大きさ

 

 

天井の高さ

 

 

でも、図面には描ききれないものもあります

 

 

朝、ダイニングに差し込む光

 

 

窓の向こうで揺れる植栽

 

 

ソファに座ったときの安心感

 

 

キッチンに立ったときに見える家族の姿

 

 

休日に、家族が自然と集まる場所

 

 

こうしたものを「○帖」や「○mm」という

 

 

数字だけで表現することはできません

 

 

だから私は図面を描きながら

 

 

この家で、どんな時間が流れるだろう

 

 

ということを想像しています

 

 

どんな景色を見るのか

 

 

どんな光を感じるのか

 

 

どこに家族が集まるのか

 

 

どんな時間を過ごすのか

 

 

そんなことも大切にしたいと思っています

 

 

完成したお家に入ったとき

 

 

なんか、この家いいなぁ!!

 

 

と感じることがあります

 

 

その「なんか」には、実はたくさんの理由があります

 

 

細部を丁寧に考えていくことで

 

 

言葉では説明しづらい心地よい暮らしが生まれていくのだと思います

 

 

もしかすると紙の上だけでは伝わりにくい部分もあるかもしれません

 

 

でも、その一本一本の線の先に

 

 

なんか」を偶然ではなく、設計でつくりたい

 

 

細部を考え抜いたときに、その人の幸せがついてくる

 

 

そんなことを考えながら、今日もプランと向き合っています

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました◎

 

 

 

 

 

 

KEEP:S 設計営業 進藤 佑樹

この記事を書いた人

進藤 佑樹
設計営業

進藤 佑樹

Shindo Yuki

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